クリスチャンパートナーズの活動

クリスチャン パートナーズ(英語名、Partners International Japan)は世界中で様々な宣教活動をしているPartners International の一員として1984年に発足しました。わたしたちはボランティア活動としてインドネシア、西カリマンタンの児童や学生への学費援助及びガーナへの必要な自立支援を行っています。そのための援助金を現地に送っていますが、ご協力いただければ幸いです。詳しくはホームページ、あるいは下記にご連絡頂ければ幸いです。
事務局 〒422-8053 静岡県静岡市駿河区西中原2-7-63-111 竹澤三佳子方
郵便振替口座 00150-0-134994  加入者名 クリスチャンパートナーズ
E-mail sunflower818@hw.tnc.ne.jp
理事長 木ノ内 一雄
理 事 岩崎 俊夫 神田 道彦 木ノ内 和美 竹澤 三佳子 鳥海百合子 宮沢 玲子
監査役 奈須 輝美

2013年12月10日火曜日

無価値な者への神の愛

(通信「巻頭言」 第91号より)

マルコによる福音書10章13節~16節




村の一家(ガンビア)
  マラリアは感染した蚊に刺されることにより人に感染しますが、厚生労働省検疫所の資料を見ますと2010年には推計で66万人がこの病気で亡くなっています。そして、その殆どはアフリカの小児です。数年前にアフリカに行きましたが、そこでの会議中、出席者の一人が挨拶を終えると家に帰って行きました。訳を聞くと、彼の三人の子供の一人はマラリアで死に、今、また娘がマラリアにかかっていると言うのです。アフリカでは親は子供が成長するまで余り愛情を注ぐことはできないようでした。子を失う痛みは耐えられないからです。

主イエスの時代も同様でした。主イエスに子供たちを祝福してもらうのは意味があったのです。ところが弟子たちは子供たちを連れて来た人々を叱ったのです。なぜなのでしょう。多分、弟子たちは主イエスにエルサレムに上り、神の国を樹立してもらうつもりだったからです。主イエスは王になり、自分たちも支配者として重責を担うつもりでした。神の国はエルサレムに始まり、近郊の国々、そして世界の果てにまで及ぶのです。大切な使命を帯びているこのお方をそのようなことで煩わせてはならなかったのでしょう。

しかし、主イエスはそのような弟子たちを見て憤られました。悲しまれ、心を痛められたのです。なぜなら、神である主イエスがこの世に来られたのは一人で生きることのできない子供、生きる意味や価値を見出すことのできない孤独な者や病人、老人、罪人のためだったからです。そのような人を主イエスは招かれ「抱き上げ、手を置いて祝福され」たのです。

弟子たちの夢は結局、砕かれてしまいました。主イエスは神の力で戦うことはなされず、民と指導者に裁かれ十字架に付けられたからです。しかし、主イエスは三日目に墓から甦られました。弟子たちは神の使命に立つ強い者でしたが、主イエスの死後、弱く、無価値な者となったのです。その弟子たちの心に主イエスは霊となって宿られました。それが五旬節(ペンテコステ)の出来事でした。主イエスは弱く無力なわたしたちの心に宿るのです。医療の手が及ばないアフリカの子供たちを憐れみ、共におられ、祝福されるのです。わたしたちの本当の幸せは主イエスが共にいてくださる、ということなのです。

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